Jikosの投資・処世術note

サラリーマン投資家、20代。投資資金1000万を目指す。

決算書の読み方 ROE•ROA

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決算書とは、「会社の健康診断書」です。

主に、3つの決算報告書があって、

損益計算書(P/L:Profit and loss statementt)

②賃借対照表(B/S:Balance Sheet)

キャッシュフロー計算書(Cash flow statement)

 

があります。

 

今回は、決算書の分析方法と視点についてお話しします。

それぞれのイメージとして以下のような感じです。

 

損益計算書(P/L; Profit and loss statementt)

➡︎会社の運動成績表(1年間の会社の儲け“運動成果“がわかる)

②賃借対照表(B/S; Balance Sheet)

➡︎会社の健康診断書(会社の資産“体つき“がわかる)

キャッシュフロー計算書(Cash flow statement)

➡︎会社の血液検査表(会社の現金の流れ“血液“や量がわかる)

 

これらから、3つの視点で分析します。

それは、

・収益性(儲かっているか?)

・安全性(やばくないか?)

・成長性(今後はどうか?)

です。

 

その中でも、今回は、会社の収益性について

分析する視点をご紹介します。

 

今回のタイトルにもなっているROAROEは、

株式投資する投資家でも、投資する株を選定する材料としてよく使われます。

それも、含めて、以下にまとめますと、

 

「収益性」分析のキホン

1)売上高利益率を見る(売上からちゃんと利益が出ているかがわかる)

 

営業利益率(%)= 営業利益/ 売上高 *100

 

2)総資産利益率ROA)を見る (資産を効率よく活かせているか)

 

総資産利益率(%)=利益(当期純利益)/資産 *100

 

3)自己資本利益率ROE)を見る (株主にとって効率のいい会社がわかる)

 

自己資本利益率(%)=利益(当期利益)/自己資本(純資産)*100

 

※ここでいう自己資本とは、株主資本のことです。株主から集めたお金で、どれくらい利益を出しているか?活かしているか?を

ここで見ます。

 

ちなみに、以下の略称です。

ROA・・・Return on Assets (会社の資産に対して、どれだけ利益を得られたか?)

ROE・・・Return on Equity (株主の資本に対して、どれだけ利益を得られたか?)

 

どちらも、数値が高ければ高いほど良いとされています。

数値が高いとは、どういうことかというと、

少ない資本で、大きな利益を上げられている。つまり、コストパフォーマンスがいいということなんですね、

特に、ROEは、投資をしている株主に対して、見返りが大きいか少ないかを見る指標にもなります。

(ただ単純にここだけを見て、いい悪意を判断するわけではないですが、一つの指標となることには、違いないです。)

 

ROAROEについて、ぜひ覚えていてください。

 

資産のお話 利回りの良い資産を考える

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現金1万円札の価値は、いつまでも1万円です。

ただし、銀行預金した場合はどうでしょうか?

預金金利1%の銀行に、1万円を預けた場合、年に100円の利息を受け取ることができます。

(現在の銀行の預金金利は、0.00025%ですので、もはやないに等しいですが、、、)

金利1%は、額面に対して1%です。この金利を慣例で、利率といいます。

 

預金をする以外にも、様々な資産の保有方法があります。

 

債券は、預金とは少し違った資産です。

満期と額面、そして額面に対する利率が決まっています。

例えば、満期2年で額面が1万円、利率1%の債権があったとすると、1年目と2年目に100円の利子が払われ、

2年後に1万円が戻ってきます。

ここまでは、預金と同じですが、違いは、この再建を買う時に払う金額が1万円とは限らないことです。

需要と供給に応じて、1万円より安かったり、高かったりします。

 

株式には、今では額面がありません。

ただし、1株、1000株単位といった単位はあり、債券と同じように需給で単位当たりの値段が変動します。

(現在の日本株式市場では、100株単位最低購入口数とする企業が大半な感じです。アメリカ株式市場では、1株単位で購入することができます。

最低購入口数分、資金を持っていない人向けに、分割株(ミニ株)といった購入方法もあります。最低購入口数分を複数人でお金を出し合って購入するやり方です。準備資金が少なくすみますが、その分一人当たり利益も小さくなります。)

株を保有していると配当金がもらえます。ただし、その金額は、企業の業績次第で、ゼロのこともあります。

また、債権や預金と違って、満期という概念がありません。

 

不動産は、株式によく似ています。配当金当たるのが、家賃収入と考えれば、イメージがつくかもしれません。

ただし、不動産投資には、1000万単位の規模になるので、工学の準備資金を用意することとローン返済と収益のキャッシュフローについて、

よく考える必要があるでしょう。

 

資産には、それぞれに特性があり、運用の観点から見るとメリット・デメリットの両面を持ち合わせています。

株式などは、流動性のあるものなので、流動資産、不動産などすぐには売却できないものは、固定資産と呼ばれます。

いずれにしても、需要と供給次第で、価格は常に変動するものとして理解してください。

 

ある資産に資金を投入し、どうかで現金化したときに平均(年あたり)何%で運用できたかが、

その資産の(名目の)利回りです。

 

利回りの計算式は、以下の通りになります。

 

1年間の資産運用利回り=100 × (利子ないし配当+(1年後の売却額-当初の購入額))/ (当初の購入額)

 

わかりやすく例えば、1年間の運用について考えます。

 

現金は、利子もつかないし、元本も変動しませんので、利回り0%です。

 

利率1%の銀行預金は、預入額と1年後に現金化したときの金額が等しいので、利回り1%です。

 

1年後に満期がくる額面100万円、利率1%の債権が今日99万円で買えたとします。

すると、利回りは100 ×((100ー0.01+(100-99))/99= 2.02%となります、

今日の債権価格が100万円だったら同様の計算で、利回りは1%です。つまり、債権の価格が上昇すると利回りが低下します。

株式も同様です。ある会社の株を100万円で買い、1万円の配当をもらって101万円で売却すれば、利回りは2%です。

 

現金、預金の利回りは確定します。

1年満期の債権も利子収入と満期でも戻ってくる金額が確定しているので、利回りは購入時に決まります。

株は配当も1年後の売却額も事前には不明で、利回りは確定しません。

このような資産をリスク資産といいます。

 

預金や債権といった安全資産があるのに、みんな株を買おうとします。

なぜかというと、株式は、債権や預金とりも高い利回りを持っているからです。

最終的な価格は確定していないけれど、このリスクがある分、リターンも大きいです。

リスクプレミアムといったりします。

株は、元本を保証しているわけではないので、最終的な売却の判断は、購入主によるところが大きいです。

 

中央銀行の役割を知る

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中央銀行の役割について知っておくと良いです。

なぜか、市場の動向は、市場参加者の需要と供給だけでなく、中央銀行の方針にも大きく影響しているからです。

 

ここでは、簡単に中央銀行の役割についてまとめます。

中央銀行の役割とは、、、

 

・銀行券を発券すること

・物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること

・決済システムの円滑かつ安定的な運行を確保し、金融システムの安定を資すること

 

今回は、特に「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」について、

まとめたいと思います。

 

(ちなみに、ここでの中央銀行は、日本銀行のことをピックアップしています。世界各国に、中央銀行はそれぞれ存在しています。)

 

中央銀行は、物価の安定をさせるために「金融政策」という基本方針を持って市場をコントロールしています。

具体的に何をやっているかというと「国債の買い入れ」、「金利調整」といったことです。

インフレターゲット」ということばは、ご存じでしょうか?

 

中央銀行の目標として、インフレ率の定位安定化があります。

なぜなのか?

高率のインフレーションが進行すると、人々は、貨幣を保有しなくなります。

すると、貨幣を仲介した交換はうまくいかず、経済全体の効率が落ちてきてしまいます。

 

物価の不安定さがもたらす別の悪影響もあります。

例えば、住宅を購入する際、長期のローンを組む人がほとんどです。

3%の固定金利で、20年ローンで返済する計画でいます。給料も毎年2-3%ずつ昇給していけば、完済する見込みです。

しかし、その後デフレに陥り、給料のアップもほとんどない場合、ローン返済が滞ります。

 

逆に、効率のインフレ率であった場合、どうなるのでしょうか?

給料は、毎年5−6%昇給していけば、借入者の返済は楽になるでしょう。

ただしかし、ローンで貸出している銀行では、当初見込んでいた金利収益分がなくなり、逆に赤字となってしまいます。

 

上述した理由で、インフレ率は低い水準で安定していた方がいいのです。

中央銀行の役割は、物価を安定させることひいては貨幣価値を安定すること、より具体的には、インフレ率の低い水準での安定化をさせることです。

 

インフレ率を上げたい場合、どうすればよいでしょうか?

その場合、中央銀行は、金融緩和をします。短期金利の引き下げです。

金利を引き下げることで、お金を借りやすくなります。(返す利子が少なるので、お金を借りて、新たな利益を産むために、投資をしたりしやすくする流れを作りたいのです。)

現在2022年の日本でも、マイナス金利政策をしています。日本は、デフレ経済なのです。

デフレとは、通貨価値よりも物価が安い状態です。

実際に、日本の物価は、ここ10年間大きな上昇はなく、皆さんの賃金も上がっていないというのが現状です。

デフレ脱却のために、マイナス金利政策を実施している日本銀行ですが、その大きな効果は得られておらず、苦戦しているのが

今の日本なのです。

 

話は、市場動向に戻るのですが、この中央銀行の金融政策の方針は、良くも悪くも市場に影響を与えます。

通貨価値の金利によって、各国の株式市場に対して、投資家は、買いか売りかの判断要素の一つになっているからです。

アメリカ経済の話になりますが、ここ最近で、金融緩和を縮小する方針を出していました。

アメリカもまた、金融緩和政策をしていたのです。(テーパリングと言います。)

市場経済が上向いてきたこともあり、この金融緩和をやめ、金融緊縮政策にしていこういう方向に進みそうです。

 

各国の中央銀行の動向にも、少なからず注意していくべきでしょう。

リスクの分散

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リスク分散のお話をします。

よく例えとして、

ニワトリの卵を一つの籠に入れてはいけない

と言われます。

 

銀行は一つだけでなくたくさんの借り手に貸し出しをし、投資信託は、多くの企業の株を保有しています。

異なるリスクを保有することで、全体のリスクを減らすことをリスク分散と言います。

 

一つの株に全額資金を投資してしまうより、

2つ以上に、投資を分散した方が、結果として

損失する可能性を減らすことができます。

株式投資の基本的な考えとして、大きく利益を上げるよりも以下に資金を守っていくかを大切にした方がいいです。

短期的な利益を求めることは、投機と呼ばれます。これは証券会社や投資銀行のプロフェッショナルが、市場を常にチェックしながらその時その時で買い時売り時の判断をしています。

一般市民である我々の場合、そんなことは現実的ではないので、投資を目指しましょう。

リターンは大きく望めないかもしれませんが、この手法が堅実です。

まして初心者の方は、堅実に株式投資というモノになれるのに大きな投機をすべきではないでしょう。

年数を重ねていくうちに、相場感や先見というものが養われていくので、原資も増えてきた段階で将来的に成長しそうな株に投資をしてみるというのは、面白いかと思います。

 

私が、考える将来性のある分野は、

遺伝子医療工学、宇宙防衛、半導体、IT分野の中でのセキュリティ・クラウド・Fintechです。

 

先見性を高めるためにも、日々のニュースに関心を持つことが一番です。

情報収集に貪欲になる姿勢を心がけたいものです。

第一のハードル 証券口座開設する

証券口座を開設しましょう!

株式投資を始めるのに、まず第一のハードルは証券口座を開設することです。

ネット証券口座で十分です。

証券会社や銀行がやっている証券口座は、正直初心者向けではありません。

手数料も断然お安いです。

おすすめネット証券口座は、以下です^_^

 

SBI証券

楽天証券

マネックス証券

松井証券

 

その他にもありますが、まあこれらから、選んで頂ければ大丈夫かと思います。

それぞれ特徴はありますが、自分あった証券口座を選んで頂ければいいです。

 

何よりも証券口座を作ることが、大切です。

投資のモチベーションも実際の自分の口座がないとなかなか上がらないモノです。

投資資金がない場合でも、口座だけ作っておくぶんには、問題ないです。そちらの方がベターです。

証券口座開設には、証券会社へ申し込み手続きやマイナンバー提出、そこから審査もあるので大体2週間はかかるかと思います。

いざ投資しようと思った矢先、2週間も待たされたらモチベーションが下がります。

また「この株に決めた」と思って、口座が無ければ、そのタイミングが買い時だったのに、買えなかったなんて事態が発生してしまうので、要注意です。

 

事前に証券口座を解説することをお勧めします。

 

以下、各ネット証券会社のURLです。

https://sp.sbisec.co.jp/visitor

https://www.rakuten-sec.co.jp/smartphone/start/

https://info.monex.co.jp/merit/index.html

https://www.matsui.co.jp/welcome.html

 

まず100万円で投資した話

タイトルは、100万円ですが、実際には120万円分の株式を新卒1年目のボーナスで購入しました。

120万円が、ちょうどNISA枠上限のためです。

初めて購入した株は、銀行株になります。

(実際は、大学生時代に1万円の株式を購入したのですが、まとまった資金で株を買ったのは、社会人になって初めてです。)

 

これは、失敗談になるのですが、当時私は、配当利回り重視で、株を選定しました。

基本的に、銀行株は利回りがいいです。(だいたい3-5%くらい)

実際に、当時の利回りは、3%ちょっとだったかと思います。

購入した株は、徐々に右肩上がりで上昇、

配当時期には、ちゃんと配当も出ました。半年で1万ちょっとなので、年間2万程度ですが、当時の私は、「銀行に預金するよりも、何もしないで2万円もらえるなんてなんて素晴らしいものなんだ株は!」と感銘を受けておりました。

 

そこで味をしめた私は、同じ銀行株の買い増しを翌年に行いました。

「これで、配当利回りもたくさんもらえて、株式自体の価値も高くなるぞ」とたかを括っていました。

なんとそこから、踵を返すように、株価が下がり続けていきました。

下がる分にはいいのですが、そこで私は、安易に再度反発するだろうと思い、特に売ろうとは思っていませんでした。

株価下落は、継続していき購入した株価よりも30%も値下がりしました。

今現在も、私はその株を保有し続けています。いわゆる、「塩漬け」というやつです。

不幸中の幸いに、よかった点は、NISA枠で購入していたことと配当利回りの高い株であったこと(幸い配当減額にはなっていません。)でした。

運が良かったと言えますが、機会損失といえば、機会損失。

その当時、損切りという概念する持っていませんでした。

株式の買い増しは安易にしてはいけないことと場合によっては損切りすることという訓戒を得ましたので、これも勉強だと思い、勝手に納得していますが、、、

皆さんも株を買うときには、注意しましょう。

 

利益確定もそうですが、損切りする際にも、自分ルールというものを決めておく方がよいです。

「購入株価より、何%上昇したら、利益確定。何%下落したら、損切り」とふうにです。

 

私の失敗談も含めて、株は、勉強というお話しでした。

インフレとデフレのお話

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インフレーション(インフレ)とデフレーション(デフレ)について、お話しをします。

インフレとは、貨幣価値が下がり、物価が上がる現象のことを言います。

1万円札は、1万円の価値があります。それは、普遍的なものです。

ですが、1万円で購入できていた製品・サービスが、明日になると2万円なってしまった場合、

これは、実質的な貨幣の価値(この場合1万の価値)が、半減してしまったことになります。

このインフレという現象が起きるパターンとして、過剰な通貨量の共有や貨幣を発行している国家の信用が低くなっている時に発生します。

 

過去にも、戦争中の戦費調達として国家が、貨幣を刷って、通貨の供給量を過剰なものにしたり(第一次世界大戦後の敗国・ドイツは賠償金支払いのためにお金を刷りました。)、国家破綻が起きてしまった場合に、その通貨そのものの価値が無くなってしまうという事態もあります。

 

逆に、デフレとは、どのようなものなのか?

インフレとは真逆の現象で、貨幣価値は高く、物価が下がっていく減少を言います。

2022年現在の日本は、このデフレの状態にあります。過去の高度経済成長期から、賃金が伸び悩んでいる原因の一つとして、このデフレも当てはまっています。デフレ脱却のために、日本政府(日本銀行)は、マイナス金利政策を行い、貨幣価値上昇を画策していますが、現実は、中々うまくいっていないようです。

 

このインフレとデフレは、貨幣価値に関わることなので、為替にも大きく影響しています。

また、為替に関係するということは、もちろん通貨で売買する株式や債券といった金融商品にも影響を及ぼすことになります。

一概に、インフレがいい、デフレがいいとい話ではなく、何事もちょうど良いバランスが大切です。

このバランスを保つ仕事が、日本銀行はじめ、中央銀行がになっている役目と言っていいでしょう。