正しい借金を知る
みなさんは、借金に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?
借金は、家計がうまく回らなくなって、最終手段として、お金を借りたりするような
あまりいいイメージをお持ちでない方が、大半なのではないかと思います。
かくいう、私も同じようなイメージを持っておりました。
基本的に、借金とは銀行や消費者金融などから、お金を借りることになります。
銀行や消費者金融は、貸したお金に対して、年利いくらといった金利を設定し、利息と合わせて、借り手に返済をしてもらう仕組みです。この利息分が、貸して側の利益になるのですね。
原則、借金をすればするほど、返済金額が増えるので、やめた方がいいです。
なぜそれでも、この銀行ビジネスはずっと続いてるのでしょうか?
やはり、ニーズがあるからです。特に、高額な買い物をする際に、手元に現金がない場合、借金を利用することにより、先に購入できることが可能になるからです。
それは、例えば、住宅ローンや車のローンです。
最終的な、返済金額が多くなってしまっても、今、必要なものなのであれば、借金をするのはやむなしという考え方です。
また、借金をして、賭博に興じる人も、世の中にはいるそうですが、これは最もやってはいけないことでしょう。勝てばいいのですが、負けた場合、現物として何も残らないので、リスクが大きすぎるからです。余裕資金でやるべきでしょう。
その中で、正しい借金とは、何なのでしょうか?
それは、お金がないことによって、機会損失を避けることです。
この考え方は、投資に通じています。
この借金をすることによって、将来的にどのくらいのリターンを得られるかということを考えましょう。このリターンの大きさによって、借金の利息分を上回るリターンを得られれば、利息分の支払いは、それほど大きな問題にはならないでしょう。
例えば、教育ローン。大学へ行くことによって、将来的な、リターンを得られるのであれば、この借金をすることは、大変有意義なものになるでしょう。
大卒と高卒の生涯収入が、`1`億円も差があるということも含めても。
特に、教育ローンは、一般的な借金よりも年利が低い設定でされている場合が、多いです。リターンを得る分の努力は、もちろん必要になってくるのですが、、、
散財のための借金ではなく、将来的なリターンを得るための借金という見極めが必要です。正しい借金をすることによって、大きなリターンを得る。最終的に受け取る利益を最大限するものなのか、考えることが肝要です。